「変わらないものを創る」とは、端的に言えば、「後世に残しても良いと認められるものを創りたい」と言うことです。それは「楽曲」に端を発しておりますが、それにとどまらない「場所」を作っていきたいと私たちは考えています。
 昔から「人は変わらない」と言う人もいれば「人は変われる」と言う人もいます。また「人の心はうつろいやすく変わりやすい」などとも言われるほど、「人」とは、それぞれに千差万別であり、十人十色の個性があり、明言し難い曖昧模糊とした存在だとも言えます。人が人と共に生きる様々な知見を、人生を彩る醍醐味と捉える方もいれば、試練とも呼ぶべき辛苦、と感じる方もいらっしゃいます。それらのことから見ても、それぞれにそれぞれの道を求め、歩み行くのが、人の道と言うものなのかもしれません。
 しかしながら、生まれ育った環境や資質の違いが、思考や行動、ひいては結果にまで差をもたらし、争いをも生み出しているのが、この世界の窮状とも言うべき現状です。全ての人が自分と異なるものを認められたら、どんなに素晴らしいのだろうかと思います。雲を掴むような理想論に聞こえるかもしれませんが、真に新しい創造が成される土壌とは、全ての外見や内面の差をも超越したところに存在するのだと思います。
 世界中のあらゆる情報の扉が誰しもの手に開かれてしまった混迷の時代に、その抗いがたきエネルギーに翻弄される現実がありつつ、その一方では新しい感性の萌芽を感じさせる若い世代や子どもたちの言動や秘めたる想いの熱には、常識を遥かに凌駕する眩いほどの可能性をも感じます。又、人種や性差のアイデンティティの間に起こっている拘泥をも見れば、夜明けが待たれていると考えるのは明らかであり、感性の変容は幾許もなく訪れるのではないでしょうか。
 私たちはそんな新しい時代に相応しい場所を創り、何世代にも渡って有効利用してもらえるようなものを後世に残していきたい。わたしたちの導き出した答えは「変わらないものを創るために、変化し続ける」です。弊社は、新しいものを創り出すために、自由に羽を広げ、真の自由性と独自性を確立するためのサポートをし、又、多種多様な人が集まり、世のため人のために役立つことを自ら考え実現し、社会に還元して行けるような人材を育んで行けるような場所にしたい。そう願って、私たちは「宙の音(ソラノネ)」を創りました。

平成30年5月31日 宙の音株式会社 創立者 
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